なぜ5月8日は「ゴーヤーの日」なの?

2026年5月8日更新

こんにちは。
東京都世田谷の変圧器・トランスの設計・製造・販売の「富士見電機製作所」スタッフです!

GWも終わり日常生活に戻られている方がほとんどだと思いますが、GW疲れなどは大丈夫ですか?

これから夏に向け気温も湿度も高くなっていき、食欲も落ちてしまう時期になりますが、しっかりと栄養を取って夏に向けた身体づくりをしていきましょう!

ということで今回は本日5月8日でゴーヤーの日ということで、あの独特の苦味と、ビタミンたっぷりのゴーヤーに関してご紹介していこうと思います。
なぜ5月8日は「ゴーヤーの日」なの?

暦が5月へと移り変わり、日差しのなかに夏の気配が混じり始める頃、スーパーの青果コーナーで一際存在感を放ち始める野菜があります。

ゴツゴツとした突起に覆われ、鮮やかな深緑を湛えた「ゴーヤー」です。

5月8日が「ゴーヤーの日」に制定されたのは1997年のこと。

沖縄県とJA沖縄共進会によって、「ゴー(5)ヤー(8)」という単純明快な語呂合わせと、この時期からゴーヤーの出荷量が増え、本格的なシーズンを迎えることから定められました。

今でこそ全国の食卓で当たり前のように見かけるゴーヤーですが、かつては沖縄や九州南部を中心とした「郷土の味」でした。

しかし、その強烈な個性と栄養価が認められ、今や日本の夏を象徴する「国民的夏野菜」としての地位を確立しています。
苦味という名の「癒やし」

ゴーヤーの最大の特徴といえば、なんといってもあの「苦味」です。

子供の頃はその苦さに顔をしかめたものですが、大人になるにつれ、不思議とその苦味が恋しくなる瞬間があります。

この苦味の正体は、主にモモルデシンという成分です。

モモルデシンには胃腸の粘膜を保護し、食欲を増進させる効果があると言われています。

日本の蒸し暑い夏、食欲が落ちがちな時期にゴーヤーを食べることは、理にかなった「先人の知恵」なのです。

また、特筆すべきはそのビタミンCの豊富さです。

一般的にビタミンCは熱に弱い性質を持ちますが、ゴーヤーに含まれるビタミンCは野菜の中でも珍しく、加熱調理をしても壊れにくいという特性を持っています。

強い日差しを浴びて育つゴーヤーは、自らを酸化から守るための力を、そのまま私たちの体へと還元してくれるのです。
沖縄の魂、ゴーヤーチャンプルーの哲学

ゴーヤーを語る上で欠かせないのが、沖縄料理の代名詞「ゴーヤーチャンプルー」です。

「チャンプルー」とは沖縄の言葉で「混ぜこぜにする」という意味。

ゴーヤーの強烈な苦味を、島豆腐のまろやかさ、豚肉やポーク(スパム)の脂の旨味、そして卵の優しさが包み込みます。

この料理が素晴らしいのは、「個性を消さない」という点にあります。

ゴーヤーの苦味を砂糖で無理やり消すのではなく、他の素材と調和させることで、苦味を「旨味の一部」へと昇華させる。

バラバラの個性がフライパンの中で一つになり、絶妙なバランスで共存するその姿は、どこか多様性を重んじる現代社会の理想像のようにも思えてきます。
「緑のカーテン」が変えた、都市の風景

2000年代以降、ゴーヤーは食卓を飛び出し、私たちの住環境にも大きな変化をもたらしました。

それが「緑のカーテン(壁面緑化)」の普及です。

ゴーヤーは非常に生命力が強く、つるをぐんぐんと伸ばして大きな葉を茂らせます。

これを窓の外に這わせることで、直射日光を遮り、葉の蒸散作用によって周囲の温度を下げる天然のエアコンとして注目されました。

都会のコンクリートジャングルの中で、涼やかな緑のカーテンが揺れる光景。

そこには黄色い小さな花が咲き、やがて小さな実が膨らんでいく。

単なる省エネ対策としてだけでなく、育てる喜び、収穫する楽しみ、そして食べる幸せを同時に提供してくれるゴーヤーは、都市生活者にとって最も身近な「農業」への入り口となったのです。
ゴーヤーが教えてくれる「大人の階段」

かつて、ある作家が「苦味がわかるようになって初めて、人生は深みを増す」といった趣旨の言葉を残しました。

私たちは成長の過程で、甘さや塩分といった「直接的な快楽」だけでなく、苦味や酸味といった「複雑な刺激」を受け入れられるようになります。

ゴーヤーの苦味を「美味しい」と感じる瞬間、それは私たちが単なる栄養摂取を超えて、食の多様なグラデーションを楽しめる「余裕」を手に入れた証拠かもしれません。

「良薬口に苦し」と言いますが、ゴーヤーの場合は「美味口に苦し」です。

その一杯のビールに、あるいは炊き立ての白米に、ゴーヤーの苦味は最高のアクセントを添えてくれます。
5月8日から始まる、健やかな夏

「ゴーヤーの日」は、本格的な夏に向けた準備運動のような日です。

気象の変化が激しく、体調を崩しやすい5月。

だからこそ、この日にゴーヤーを食べることで、体に「これから夏が来るぞ」という合図を送る。

旬を先取りし、その土地の、その時期のエネルギーを体に取り込むことは、最も贅沢で確実な健康法だと言えるでしょう。

今日、もし夕食の献立に迷っているのなら、迷わずゴーヤーを手に取ってみてください。

薄くスライスして塩揉みし、ツナと和えるだけのサラダでもいい。

王道のチャンプルーでガッツリとエネルギーを補給するのもいい。

その一口に含まれる苦味こそが、私たちを健やかな夏へと導いてくれる、緑のバトンなのです。
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